
七尾牡蠣
一つの小さな漁港 能登半島地震から復活への道
2024年元旦に発生した能登半島地震。
七尾市石崎町にある小さな漁港、石崎漁港。
この漁港も護岸が広範囲でやられてしまい
漁が出来る状況ではなくなりました。
石崎漁港のほとんどの漁はなまこ漁です。
地震の影響で海底にいたなまこたちは全滅。
一瞬にしてなまこ漁ができる状況ではなくなりました。
なまこが育つ環境ではありません。
となると海の仕事に戻ることも出来ず転職を余儀なくされました。
もともとこの石崎漁港、なまこ漁だけではということで、
牡蠣の養殖を地震が発生する半年前ほどから着手していました。
その養殖は吊るし式ではなく籠で育てるタイプのもの。
しかし能登半島地震でこの籠自体が流されてしまい消息不明に。
漁港の未来のためせっかく始めた新式養殖そのものも
あきらめざるを得ない状況になりました。
しかし、発災から八ヶ月、驚くことに籠を見付けました。
これを機に再度養殖に着手。
ようやく育った牡蠣。
『七尾牡蠣』と命名。
牡蠣籠の下には魚が集まります。
魚が集まるとその下に栄養分等々が生まれ
なまこが育つ環境がまた戻ってきます。
この牡蠣養殖は単に新しい事業への挑戦ということではなく
歴史ある石崎漁港の復活、転職を余儀なくされた漁師さんたちの
カムバックも掛かっています。
再起誓う能登の新ブランド『七尾牡蠣』
どうぞお召し上がりください。

七尾牡蠣の優れているところ
牡蠣と言えば「あたる」ということをよく耳にします。
良いことではありませんが、多々あります。
あたらないために徹底して検査しているのが七尾牡蠣です。
牡蠣業者はだいたい菌の検査のため
専門機関へ水揚げした牡蠣を提出します。
実はその検査機関、緩いのと厳しいのがあります。
もちろん七尾牡蠣は厳しい検査に出しています。
検査後も超超超微粒子の泡が出る水槽にて
身を清めさせるかのごとく腸内洗浄が実施されています。
殻は特殊洗浄にて漬けていますので、
殻に対する滅菌作業も怠ることなく実施されています。
この徹底した検査と洗浄の後、世に出されているのが七尾牡蠣です。
安心してお召し上がりください。
また、牡蠣の成長は身だけではありません。もちろん殻もです。
殻にも栄養がいくからこそ殻自体も大きくなるのですが、
その殻が大きくなる都度、殻の成長部分をカットします。
殻に栄養がいかない分身にいきます。
栄養価を豊富に閉じ込めている身はぷりぷりジューシーです。
身を噛んだ瞬間の喜びを是非感じていただきたいです。